ホンネの「アメリカ人とコロナウイルス」

 アメリカテキサスのダラスに50年も住んでいる日本人友人の感じている、ホンネの「アメリカ人とコロナウイルス」です。ご参考までに。

太田隆次

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ご無沙汰しています。夫婦共、元気でおります。ウイルスの件、私もアメリカから知らせます。

先ずは、アメリカの今の感染者の多い状態には私も皆さんも驚いています。ただ私はこのようになる前からアメリカにこれが来ると困るなとは感じていました。

アメリカの医療がほとんどが金儲けで、ウイルス患者を診ても苦労の割に金にならない、という事が考えられるからです。

また、コントロールが効かなかった理由は幾つか考えられますが、一番は、国民の多くが政府、官庁の言う事などきかない、多くの国民は右向けというと左を向きます。また、ニュースを見、聞きする人が少ない、新聞を取っている人は20,30人に一人という感じです。私の知り合いに新聞を取っている人はいません、私も値上げされるたびにやめようと考えますが、朝、新聞が無いと、やはりさみしい感じがしてとり続けて居ます。

もう一つは Conspiracy、陰謀、これは日本人には考えにくいかもしれませんが、アメリカでは何か大きなことがあると、必ず誰かが企てた金儲けの仕業、と無視します。

もう古い話ですが、計測をメートリックに変えようと政府が膨大な計画をたてて、何年かかけて移行しようとしましたが、道具を作る企業などの陰謀だと騒いで駄目になりました。

テキサスでは少し前に、自動車の排気ガスを厳しく検査すると、これも相当の金を使いスタートしましたが、2日か3日で辞めになりました。これも誰かの金儲けと考えて反対したのです。

私の友人でトランプ氏の回りが、彼を嫌って嫌がらせに何もしないでいたんだと言う人もいます。

まあ色々な事が重なってこの様になったのでしょう。

そして、市民へのコントロールはState, County, Cityによって様々ですが、ここ私の住んでいると所はカナダと同じようで、不必要な外出は禁止されています。

ここではCountyの裁判官が外出禁止令を出しました。学校はテキサス中で少なくも4月中は休校です。

不必要に外出すると警察官が交通違反と同じ様なTicket、罰金、を科すと、実際にはまだしていないようですが車は殆ど走ってはいません。

一つ驚いたことは、物、水、チリ紙が、その後、缶詰などがストアーから無くなりました。これは私が知る範囲、過去50年で初めてです。私たちはいつもたくさんストックしているので問題はありませんでした。

マスク、手袋などもいつも仕事をするときは使っているので沢山買ってあります。

一つ面白い事は、私がメンバーのゴルフ場もクロズしていましたが、偶然ゴルフ場の職員と電話で話たら、勝手に来てゴルフをする分には特に止めない、と言うので、天気の良い日には2人でグリーンに旗が立っていない、水のサービスもないところでゴルフをしています。公園を歩くのはOKになっています。

こんな所が今のこの付近の状態です。それでは、また。(2020/4/6)