湯豆腐に安らぎのあり老い住居　　　　今井由紀子 初春や大きく開く傘寿の傘　　　　　　浅香さとみ 水仙の薫りに惹かれ遠廻り　　　　　　松浦武子 冬支度鎧巻きなる兼六園　　　　　　　塩田亘子 ニュウイヤー心躍るやコンサート　　　久貝貞子 さすがに皆お正月らしい雰囲気で、挨拶しあい、お菓子をだしあって、のんびりと始まる。又、句もお正月らしいものが多くて華やいだ感じ。今年が始まる。
すまい
蹲の側に似合いの石蕗の花　　　　　　松浦武子 年賀状繰り返し読みなつかしむ　　　　久貝貞子 金剛の初日を拝み祝いとす　　　　　　今井由紀子 落葉踏む音のかそけき森の道　　　　　松浦武子 年の瀬や笙の音冴える稲荷山　　　　　塩田亘子 玉砂利を踏みしめ伊勢に初詣　　　　　久貝貞子
つくばい　　　　　　　　　　　つわ
五期俳句会　第百四十九回　一月六日 　　　 「恙なく顔皆そろふ初句会」 お正月に旅行された方のお土産や貰い物その他でお菓子が一杯だったので、なかなか始められない。 ＩＰＳ細胞進化の初夢や　　　　　　　今井由紀子 みぞれ降る宮居の社鎮まりて　　　　　塩田亘子 恙なし友の賀状に笑顔かな　　　　　　今井由紀子 小寒やキッチンに光るステンレス　　　浅香さとみ 堀の柵ずらり並びしゆりかもめ　　　　松浦武子 手袋を脱いで二拍手初詣　　　　　　　塩田亘子 初夢や父と馬上の町めぐり　　　　　　久貝貞子 幸.せに気付いてつかる柚子湯かな　　　今井由紀子