石原さんたちのゴルフ談義に誘はれました。野口さんのゴルフの話に新制中学１年生の野球部の写真がありましたが、それは私の華やかな野球生活のスタートでした。とはいえ私もゴルフをしていなかったのでは無いのです。私の不遜な考え方から止めてしまったのですが。

 

両親が亡くなって新世界の店を如何にするか？を思い悩んでいた折に、野口さんも場所をご存じと思いますがアベノ筋に出る手前に相原救急病院が在りましたが、その先に飛田遊郭の友人が始めたスナックが有り良く通って居りました。そこへ偶然、かって同年台の大阪高校野球大会の優勝戦に於いて優勝した八尾高の木村投手（早稲田―南海）と投げ合って惜敗したK氏（明星―早稲田）が良く呑みに来て居りまして意気統合仲良しに成ってしまいました。

その彼からゴルフに誘われて何も知識もなく、即、当時の羽曳野に在ったPLゴルフ場にぶっつけで行き、借セットにてプレイしたのが最初でした。

もともと止まったボールを打つのに何が難しいかと広言して居りましたが、未だ現役に近い力の有ったゆえに確かに良く飛びました。勢いよく飛んだボールは、なぜか全てスライス（右に曲がる）して目指す所へはとても行きません。

当たり前のことですが、最初から皆さんの如く出来れば天才です。それから彼に誘われ2～３度、ＰⅬに参りましたが全く癖はなおらず、治すのに相当の練習が必要と知りました。毎日、毎晩、夜中に数知れずクラブを振りましたが、癖は簡単には治らぬ事と知りました。ようやく彼に手解きをしてもらおうと決心した矢先に彼が交通事故を起こし入院してしまい、かなわなくなりました。

それ以後は練習もせず、唯、野球部ＯＢのコンペ、付き合い程度に行くのみにて、幼い頃からの釣り特に磯釣りに熱中、西日本一帯、車を駆って走り周りました。

石原兄などは体格から言ってもゴルフには向いていると思いますし、経験の違いにて到底歯が立たぬことでしょう。