「新型コロナウイルス」は、中国発の国際感染段階から、国内感染の段階、そして今や個人段階の我が身を守る「市中感染」の段階に入っています

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２０年２月１９日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　太　田　隆　次

 

１．「新型コロナウイルス国際騒動」が個人責任の問題になってしまいました。

１）　国際的には中国武漢に端を発し、水際のクルーズ船騒動も本日から下船と帰宅が始まりました。毎日のように報道されていますね。

 

２）   国内的には日本政府も毎日、状況と対策を公表し、これで漸次終焉に向かう筈でしたが。

 

３）   国内感染はない筈でしたが、東京の屋形船（日本的ですね）の個人タクシーの集まりの新年宴会での感染に続いて横浜、小田原、和歌山、北海道と各地で院内感染など国内感染が広がりはじめています。

 

４）   とうとう「市中感染」という言葉が今日のニュースで言われはじめました。

要は個人の責任で「自分の身は自分で守れ」ということになりました。

　

２．個人ですべき「新型コロナウイルス対策」とは？　

第一に、食洗機の「乾燥機能」の活用に目を付けます。

食事を終えた瞬間から細菌の増殖が始まります。すぐ洗い落とさねばなりません。具体的には手洗い済みの食器を夕方まで別にしておき、まとめて食洗機で一気に乾燥（除菌）させます。食洗機の乾燥機能のみの運転はどのメーカの製品でも出来ます。

　　

反省すると、私は８５歳という年令と一人暮らしに負けて、かっての食後一回ごとの食器洗いが面倒くさくなり、いつの間にか、二回ごと、三回まとめてとダラケテいました。きっと細菌が増えていたと思います。それで今回の騒動で一念発起、マンション購入時にキチンに食洗機（皿洗い機）がビルトインされていたのに、「たかが茶わんを洗うぐらいで」と面倒で使ったことがありませんでしたが、急遽、マニュアルをよく読んで手洗いの習慣はそのままで一日分をまとめてシンクに立てて置き、食洗機の乾燥機能のみの活用で一挙に除菌させることに気がつきました。

 

第二は、我が家の消毒体制の再点検です。

食器洗いは殺菌兼用の「キュキュット」、シンクは「アルコール　除菌」と塩素系「泡キチンハイター」とヌメリ取り専用洗剤、洗面台の手洗いは「キレイキレイ」で、まあ世間並みです。

蛇足ながらテレビの画面で石鹸で両手の指先や指の間や手首周りまで長時間丁寧にこすり洗いするのは、先生方の治療や手術前の普通の手順らしいです。

 

第三はマスクの選び方です。

マスクは、アジヤ系は信仰に近いほど執着しますが、欧米系は医療関係者が必要により着用する程度でアジヤ系の全員マスクは異様に感じるそうです。　その是非の議論はさておき、マスクには目的により穴のサイズが下のように大きさが違うので、マスクを買う時はよく調べましょう。

日本は花粉症が多いので花粉対策用の穴の大きいマスクが多く、細菌やウイルス対策には効果がありません。ざるのようにダダモリです。買い置きのマスクの箱をこの際、調べてみて下さい。

参考：

市販のマスクの穴は意外と大きい！ ウイルス・菌・花粉のサイズと比較して下さい。

©

 

尚、薬局などで売られている医療用の「サージカルマスク」は、直径5μmまでの粒子なら除去できますが、それより小さいウイルスには効果ありません。では、ウイルス、細菌、花粉は大体どれくらいのサイズでしょうか？

・ウイルス：0.02～0.1μm

・細菌：1μm

・花粉：20～40μm

市販のマスクの穴は、大きいのが多いのです。運よくマスクにひっかかって防御できることの方が稀だということは、すぐにイメージできるでしょう。このことからも、マスクの予防効果は過信すべきではないのです。

さあ、皆さん、食器の除菌と消毒体制と適切なマスクで、新型コロナウイルスと戦いましょう。

（専門家の見解を参考にしました）

 

前回お読み頂いた国立新美術館での展示のあと帰国した

娘に食洗機の本場での使われ方を尋ねて見ました。

下はその返事と近況です。「父娘通信」になってしまいました。

 

追伸　娘は日本画（多摩美大）と欧米の油絵の修復資格（ケンブリッジ大学）

　　　の二刀流を生かしてアメリカで永住しています。

 

『注意して注意しすぎる事は無いから良い心がけだと思います‼

️食洗機を使う事は私は全面的に大賛成です。食洗機を使うと普通の風邪も60%かかりにくくなると言うデータがあります。手では触れないような熱湯で洗いますから、殺菌力半端ないです。私も毎日は使わないけれども1週間に1、2回殺菌のために食洗機を使います。

 

日本から帰って1週間ぐらいホームシックでぼーっとしてしまったのですが、今はまた新しいルーティーンに慣れて元気でやっています。

 

日本滞在時に修復の量を減らして教える量を増やしたい、と言っていたのですが、覚えているでしょうか。発癌性の溶剤を使うという健康面の懸念から修復は少しずつ減らしたいと思っているのです。教える量を増やす計画はあるのですがまだ実行にうつされていなく、修復工房が最近大きなプロジェクトを受けおったので結局、修復の仕事も少し増えてしまいました。まぁ様子を見ながら出来る限りやります。

 

この数日に描いた作品を送ります。自画像は絵画教室の作例として久しぶりに木炭を使って描いたもの。

　

チョコレート色の朝顔は「団十郎」という種類です。二代目団十郎の演じた「暫」の衣装のイメージからネーミングされた朝顔だそうです。

団十郎朝顔と団十郎のポートレートも貼ります

 

ではまた。

 

美奈子』