Dr.高村奉樹を悼む

　　　　　　　　　　　　　　　2019年6月9日　　中西　卓

 

追悼記事に小生ごときが連なるのを憚るのですが、この場を借りて高村兄との縁を述べさせていただきます。

高津は学力だけでなく人間陶冶も3年間で得るのは様々、彼はトップクラスで私はボトム域でした。　在学中（２Dで同級だったのに）話したことがありませんでした。それが・・・。

十余年前、大手前・大阪城を見下ろす会場での5期生同窓会が退けて一同が城公園内の茶店で一服後三々五々最寄りの駅まで歩いたとき、彼と私がしんがりでした。やがて用足しに連れだって、話が岡山に及ぶや二人に共通することが一杯とわかりました。彼の岡大で助教授・教授時代のことは皆様HPでご存知と思いますが、当時岡大学長だった千葉喬三さんが京大農学部の後輩で岡山で二人は極めて近い関係だった由。私は地元の環境活動で（社会活動グループの世話役をしていたので）千葉先生と親しくさせてもらっていました。

　それまでローカルな岡山をHPで話題にするのを遠慮していましたが、高村さんが拙稿「里山と保健保安林」などにコメントしてくださったお蔭で、臆面もなく幾つかを出させてもらった次第です。

 

　今回、編集長が高村兄に関わるHP稿を列挙してくださったので読みましたが、氏の潮岬沖・大島実験所時代のこと、中国西域やアフリカ奥地にも‘探検意欲’と研究心を燃やし続けられた生涯であったことがわかりました。

 

　氏のご冥福を祈って、拙いながら追悼記とさせていただきます。　　　　　　　合掌