14.10.27
額田晃作さんが、今年も国立新美術館の第８２回「独立展」に２００号の大作
『キビッシュの人達』を出品された。
既に野口幹夫さんが報告されているが、松原和子、伊藤公博、長谷聖一郎、水谷真次郎、
野田泰弘の５人もスケジュールが合ったので、遅れて共に鑑賞させてもらった。
ほぼ、毎年の独立展を楽しみにしているメンバーで、それぞれの感想などを語りあった。
全員が一致したのは、“額田カラーの独特さ”、さらに、「この色調の好ましさ」ということ。
額田さんが、いつから独立展でエチオピアをテーマとされたのかは、正式には知らないが、
手持ちの絵葉書では、第５５回 １９９０年を初見としている。
額田カラーが、このテーマと関係することは想像できる。しかし、あくなき追求の途で、
変化はあつたのか。
私は、絵画は視て楽しむだけの、一フアンにすぎないが、暦年作を並べてみたら、と試みた
のが、本稿である。
ご本人の了解もなく、申し訳ないと思うが、同じ年齢の創造者が、たどられている姿に元気づけ
られている。
なお、第７２回以降の作品は、このホームページに野口さんを中心に掲載されているので、
それも併せて視ることも 楽しみを増すのでは、と思っている。
第５８回（１９９０年、平成２年）
