12.07.29
リレーエッセイ ２４
西村 貞彦 →
「バレ−ボ−ル部から法学部へ」
長谷川 伸彦
高津高校へ入る前に、小生は、阿倍野区の阪南中学校のバレ−ボ−ル部に所属しておりました。その関係で、高津に入学すると同時に、高津高校のバレ−ボ−ル部に入れて頂きました。
当時のバレ−は九人制で、小生は中衛レフトのポジションとなりました。
そのころの高津のバレ−部は相当の強豪で、小生の記憶では、少なくとも関西圏内では試合に負けたことはなかったように思います。それは、２年先輩の山田吉宏さんや和田俊一さんのような名選手がおられたからです。小生などは、大した役に立たない存在でした。
ところが、我が高津チ−ムも全国大会では優勝できず、ベスト成績は２位でした。これは、静岡県に韮山高校という超強豪チ−ムが存在し、これにどうしても勝ことができなかったからです。
１年後に山田さんや和田さん等の名選手が卒業で去っていかれるときに、小生もバレ−から身を退かせていただいて、持てあました時間を活用するため１８０度方向転換して法律の勉強に少し取り組んでみました。
高津卒業後は京大法学部にはいりましたが、そこには高津５期生から、もう一人入学されたかたがおられました。それは岡 峰根子（旧姓 中西峰根子）さんでした。
法学部は第二外国語の関係で五つのクラスに分けられており、１組から４組まではドイツ語、５組はフランス語となっており、小生は２組、岡さんは５組であったため、ほとんど接しよくの機会はありませんでした。当時は法曹界にも次第に女性の進出が目立ち始めた時期で、岡さんも裁判官か検事、あるいは弁護士を目指しておられのではないかと想像しており、いつか新聞の裁判の記事に岡さんの名前がでるのを期待しておりました。
ところが、数年前、突然、岡さんの訃報に接して唖然としました。残念至極です。全く人生のドラマはどのように展開していくか分からないものです。
小生は、後期高齢者入りをしたころから、病院に足を運ぶ回数が増え、「想定内」の道をたどっているようですが、目下のところは、平穏無事な日々をすごしております。
皆様、どうぞご健勝であられますよう！
（追記）高校時代から６０年すぎて、記憶もあいまいになってきましたので、上記リレ−エッセイ中の年月、場所、出来事等はあやふやなものやミスが多いと思いますますが、ご容赦願います。