07.03.06

　　  　　                ニセコスキー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松浦　武子

　　今年は温暖化現象で何処も雪不足、しかしさすがに北海道だけはその心配もなさ

　そうで２月２５日から３月１日までニセコひらふスキー場へ出掛けた。

　　ニセコは４つのスキー場からなり麓から見て左からニセコアンヌプリ・ニセコ東

　山・ニセコひらふ・花園エリアとあり頂上で繋がっている、リフト券は全域のもの

　のシルバー３日券で￥９，８００．−（但しチップ代￥１，０００−上乗せ、後で

　返してくれる）とわりに安い。３日間吹雪でも文句を言えないが、幸せな事に初日

　は快晴、羊蹄山が正面に美しく見られた。ツアーに付いているスクールに久し振り

　に入って、忘れていた基本の動作などを教えて貰いながら、アンヌプリまでゆく。

　午後は花園エリアで滑り、一度逆エッジを引っ掛けて転んだものの概ね納得の一日。

   雪冠り　夕日に映ゆる
            　蝦夷の富士

                            武　子

宿はひらふ亭、温泉でしかも野天風呂から羊蹄山が真正面、ただしこれは女性用
　のみ。　何故なら男性用はゲレンデ側で滑っている人から見えるから。アーベン
　トロートに燃えるような羊蹄山に見とれて長湯となる。

　食事はバイキングスタイル、食材も豊富で美味しくあれもこれもとつい
取りすぎて食べ過ぎる、アイスクリームがまた美味しい。友人は何度も取りに行く
ので「太るよ」　と言っても「かめへん」と大らか。

　翌日は雪が降ったり止んだりたまに雲間に太陽が薄く見えたりだがガスが懸ったりするともうお手上げ、それでも２時くらいまで滑っていたが仲間の一人が横から急に突っ込んで来た人にぶつかられ脳震盪を起こし、かなりの時間起き上がらないので皆心配しましたがどうにか立ち上がり、幸い手足に怪我は無く滑り降りてくれました。

　やはりその後は滑る気を無くし終了。

　　最終日は仲良しの友人と二人比較的楽な斜面でもう一度基本の練習をしたり
して過ごし、今日はチップを返すと千円戻るのでお昼はチョット豪勢な海鮮散らし
寿司を食べる、昼からもう一度頂上近くまでリフトで上がったもののガスが出て
ゆっくりの滑り、結局これで終了とする。

　　５日間と言っても往復の両日は飛行機とバスなのでやはり北海道は時間が勿体
ない様な気もするが、景色と雪質は抜群なので又行きたいと思う。

　　最後に高村さんへ。今月１６日から２５日まで、イタリアのチェルビニアで
スキーです。マッターホルンの稜線でスイスのツェルマットと繋がっています。
３０年位前にツェルマットへスキーに行った時、まだシュテムクリスチャニアが
どうにか出来る様になったばかりの頃だったのを思い出しながら楽しんで来る
つもりです。