加藤 榮一先生の年賀状
先日、野口幹夫、伊藤公博、野田泰弘は横浜の加藤榮一先生宅へお年賀に伺い ました。この日も先生はすこぶるお元気、談論風発。興味深いお話をいろいろ拝聴 し、さらに年賀状として賀歌、句を朗誦してくださいました。 そのさい、ホームページに掲載するお許しを請うたところ、他期の方にも読まれて いることを知っておられ、快諾されました。その後、ホームページ創設者のひとり、 藤本勇さんの協力も得られ、ここに掲載いたします。 語句の解説は先生から教授されたもの。また、漢詩は先生が90才を迎えられた ときに詠まれたもので「交遊の広場」284に掲載されたものと同一です。 |
青陽の春を迎へて弥栄に
ましませとこそ祷りつるかな
青陽の春 正月にふさわしい謡曲「鶴亀」の謡い出し。
不恨燈火冥(うらまず とうかのくらきを )
可慶残燈明(けいすべし ざんとうのあかるきを)
空相因縁蔵(くうそういんねんぞう)
信受縁起命(しんじゆす えんぎのめい)
老タンの無為には遠し徒食して
老タン 老子の字(あざな)
老タンのタンの字はパソコンにはありません。耳偏に ゼン というつくり。