06.08.13
近 況 報 告 ー長生きしていますー
松本 多津子
皆様の老いて益々お元気でご活躍のご様子を拝読して、いろいろと感じ入って
おります。
私は大阪を離れてからの年月の方が永くなり、(故郷は遠くにありて思うも
の)ろいろと懐かしく想うこの頃です。
先日久し振りに松竹座へ藤十郎襲名公演を観に行き、早めに出たので心斎橋筋を
キョロキョロ眺めながら歩きました。 何年か前の同窓会の時の様に天神祭の日
で、浴衣姿の若い人が多くて、気後れしました。
クラス会のお世話をして下さった岡さんの訃報があったのも、昨年の暑い頃でし
た。
そんな事を想いながら、・・・・・光陰矢のごとし・・・・・です。
私は神戸の大震災後、手慰みに始めた絵の作品展に追われてどうにか十年が
過ぎました。基本的な筆使いも。スケッチの素養もないままに、毎年恥さらしをし
ており ます。何事も思うほどには捗りませんが、細々でも続けておれるのが幸せな
ことです。
旅のジパングクラブ会報 8月号に黛まどかさんが口縄坂(太平寺から松屋町筋
に 到る静かな石畳の坂)のことを書いておられました。
三年間の高校時代に近辺の歴史など少しも関心がありませんでしたが、皆様は
よく ご存知のことでしょう。因みに「くちなわ」とは蛇のことだとか、今すんで
いる我家でも青大将が二度現れて、悲鳴を上げました。でも蛇は家を守る神の化身
だか、だから私は両親よりも長生き出来ているのかも知れません。
前に竹尾先生が寺町で吟遊会をなさってましたが、気候の良い頃に歴史散歩に
出かけたいものです。
皆様、神戸六甲方面にもお出かけ下さい。(07.13)
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