世界遺産に登録され樹齢数千年を誇る縄文杉はじめ太古の自然が今も色濃く残
る屋久島、期待に胸弾ませた。年間の総雨量は８０００～９０００ミリ 島の人
口は２万人、それに対して猿２万匹、鹿２万頭と勢力が強く、山のあちこちで見
かけることが出来た。コバルトブルーの海に浮かぶ周囲１３２ｋｍ、面積５００
ｋ㎡の屋久島今回も観光の目的なので車で島を一周、美しい緑の中をドライブ、
途中トレッキングで元気に歩く人にも出会う。
雨に洗われた樹林はとても美しく澄んだ美味しい空気を胸一杯に森林浴を楽し
んだ。山を縫う九十九折の道は狭くて鬱蒼と茂る樹木の下を這うように続く。
屋久杉は紀元杉、弥生杉,縄文杉他いろいろ名付け
られ幹の太さ１ｍで千年とか、縄文杉などは数千年と
言われている。
太い幹には着生植物（シャクナゲ、ナナカマド、
ヒノキ）などが生い茂り枝を張る シダや苔に
覆われて悠久の自然に触れる事が出来る。
次に私たちは景勝地白谷雲水峡へ
と入った 標高８００ｍで“ものの
け姫”の舞台にもなった所でヤクス
ギの原生林を観賞しながら白谷川の
清流を遡る。
しばらく行った所からは獣道,足元を
気遣い乍一歩一歩踏みしめて登り、
やっと二代杉に到達 二代杉とは切
り株を土台に新しい木が育ち見事な
杉に成長したもので、しばらく木を
眺めたり触れてみたりの小休止。流
石に少し疲れたが歩いて登れたので
本当に良かったと思う。
３か日間の旅で２日は雨が降ったり止んだり、最後の１日は快晴に恵まれ、空の青さ
木々の緑 水量の多い美しい滝を眺め屋久島の春を満喫し、いつかもう一度この島を訪
れたいと念じながら帰途についた。
