星野監督の成功はいまいちの生え抜き選手を大量に放出し、他球団からの金本、アリアス、片岡などを中心打者に据え、伊良部、矢野でバッテリーを強化したことにあるわけですが、長年の阪神ファンとしては懐かしい顔が消えていくことに理解はできても一抹の寂しさはぬぐえませんでした。
03.11.04 水谷眞次郎
Tigers Again
18年前はタイガースが6戦目で相手の西武球場でリーグ優勝を果たしており、今年も6戦目、少なくも7戦目では決めてくれるものと信じてしたのですが、残念でした。しかしNHK−BSの妙な解説者の雑音の入らないテレビ中継で久しぶりに野球の面白さを堪能させて貰いました。王さんのダイエーも立派でした。負けて悔いなしの心境です。
野村監督のもとで低迷していたタイガースを2年間でリーグ優勝に導いた星野仙一監督には感謝してもしたりません。それだけに星野さんの退団は誠に残念です。40万人の中に混じって雨の御堂筋パレードで星野さんの功績をたたえに駆けつけられなかったのが残念です。
反面、道頓堀へのダイビングという大阪人の恥が再現されなかったことはなによりでした。ただ、ちょっと智恵をだし橋の脇に網を張れば簡単に飛び込みを阻止できるのに、警察は本心で対策を練ろうとしていなかったとしか思えません。
後任に岡田新監督を押してくれたことに、彼は阪神ファンの心情を良く理解してくれているんだなと感謝しています。大方の阪神ファンも同じ心境ではないでしょうか。岡田彰布は大阪弁で一見お笑い芸人のイメージを持たれていますが、長年のファンにとっては今でもミスタータイガースです。
何とか原監督の轍を踏まぬようにと願っています。
それにしても岡田は老けましたね。現役時代は民主党の岡田幹事長そっくりでしたが。