ニュージランド便り　　　１　　　　　　　　　　　２００３．０２．０７

　                   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤本　勇

　出発前にはひどい風邪をひいていまい40度を越す熱で、ぐったりしておりましたが、

今はニュージーランド南島のインバーカーゴに着き、暖かな晴れ渡った空の下を

歩いていると、やっと元気がわいてきました。

　昨夜は、例によって海辺のレストランで白ワイン、スープ、アボガドのカクテル、ブ

ルーコドのFish& Chipsを堪能。今朝から小さな街を歩いてキャンピングガスを買った

り、三日間のラキウラトラックでの食べ物を買いました。翌朝、フェリーでスチュワー

ト島に渡り、ここで三日間多分誰にも会わない静かなトラックを寝袋を担いで歩きます。

ネパールもポーターがいてくれたら、どんなに助かることか。自分でかついで歩くのは

何年ぶりでしょう？

　いまカフェでビールを飲んでいるのですが、ここのビールは色は濃くて黒ビール

みたいです。しかし味は甘味があり中々おいしいビールです。やはりイギリスの影響

のビールでしょうか。スチュワート島ではBush Honeyのおじさんに会えるのを楽しみ

にしています。何の農薬もない自然の蜂蜜はNZでも数少ないと思います。あの何と

もいえないまったりしたハチミツに会えるのがうれしい。

　オークランドでも南十字星が見えましたが、きっとラキウラトラックの真っ暗な夜に

は輝く南十字星が見られるでしょう。それとひょとしたらキーウイーバードに会える

かも？ のんびりした旅が始まり、怪我しないよう気をつけます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　藤本　光子　　（インバーカーゴにて）