２００３．０１．２３．

野口君の息子さんが宇宙へ旅立つ話を聞き、又、長男が安定した生活を捨てて森林保護の仕事

に一生を捧げる事になったのを思うと、子供達は何時の間にか我々を超えたなという感懐を抱く。

長女は結婚して双子の親になり、次女はまだ家に残ってパラサイトシングルを謳歌しているが、

その彼女にしてももはや親を当てにしていない。むしろ、それぞれがそれぞれなりに、密かに我々

の衰えをカバーしようと覚悟してくれている事をふと感じるようになった。

ついこの間まで子供だと思っていたから、進学は？結婚は？子育ては？と気遣っていたが、もう

そうした心配はやめることにしよう。

新しい時代の運営は潔く彼らに任そう。

これが野口君の文章を読んでの切実な感想である。