このところ、安藤兄による梅原猛さんの講話の抄録、野口さんの音楽の話、また安藤さんご子息の、家を建てる話にちなんだ現代の望ましい生き方のこと、それに今回は伊藤兄の又引き込まれるようなもう一つの歌の話、少し前の戦中疎開中の久貝さんの経験、野田さんたちの立山紀行などなど、それぞれに、特異な時代を過ごし、それを今振り返りつつ更に常に自省しつつ歩み続ける人達にしか書けない、すばらしいエッセイだと思います。

なにかひとことづつ、讃嘆とか共感のことばを送りたいのですが、どうも気楽に書くには失礼で、またあまり構えてはなかなか書けません。

ここにとにかく諸兄姉が心のうちを格調高く記されていることに、強い感銘をうけておりますことを貴兄、及びあらたに編集担当いただいている野田さんに内々にお伝えしておかないと申し訳ない、という気持でどのコラムでもないところに私信をお届けします。