２００２．０４．１３．

　　　　　　　ドンちゃんの落書抄のこと　　　　　　　　　伊藤　公博　

　私も「落書き抄」をオープンすることができませんでした。
　何かトラブルがあっても「時の氏神で」そのうちにと思っていたのですが、高村君の評が出るに及んで、安藤君に連絡しなければと思い始めていたところでした。
　読めるようにしていただけて、有難うございました。
　銀行のシステムトラブルが報じられていますが、それほどでなくても原因追求、復旧は骨の折れるいやな仕事です。
　ご苦労に感謝します。

　ドンちゃんは「国語のドンちゃん」として、夙によく知られていましたが、業平張りの作品をものにしていたとはと、感心しております。
　鋭い観察眼が、半世紀の時間を経て生き生きと感じられるのは同窓生の贔屓目ではないでしょう。

　あの頃、朝日か毎日か忘れましたが新聞社の募集する小説に応募していて、何位かにランクされたのに、心無い悪がきにからかわれていたことがありました。
　我々は、実は内心敬意の気持ちで応援していたのですが、ご当人にはとてもそうは思えなかったでしょう。
　あれはどんな小説だったのかと、今にして気になっております。
　みんな感性豊かな時期を一緒に過ごしたのだと懐かしく思いかえしております。

　それにしても、席はいつも前の方だったのではと思いますが、よく先生の目を盗めたものとその方の才能にも敬意を表します。