術館 暗い館内に足を踏み入れると正面に浮かび上がった名品の数々、中国陶磁、韓国陶磁の宝庫 その美
しさ、素晴らしさに魅せられて、時の経つのも
忘れてしまう。そこには白磁、青磁の気品に満
ちた壷や置物。決して華美ではなくやさしくて
内面的な美しさを湛えた名品の数々、何度訪
れても飽く事が無い。中でも心惹かれるのは
飛青磁花生青磁鳳凰耳花生 油滴天目茶碗 青磁
彫刻童女形水滴等際限が無い。
又 大変魅力的なものに、加彩婦女俑がある。大
きく結い上げた髪 ふっくらとした頬、身体つ
き、女性の初々しさを余すところ無く捉えた
屈指の名作として知られ その穏やかな表情は
見る人の心を和ませている。
何度か足を運びその美しさにため息をつき感嘆の
声を上げながら観賞。会場では“器のこころ”とは質朴であり謙譲である
・・・と説明されていた。
