２００２．０４．１１．

　

  　　　　　　　　　　　　　　　　　 第２の学生生活           水谷眞次郎

 

  　定年後はボランティアをと思っていたので、会社人間を卒業したその年に京都にある佛教大学の社会福祉学科の通信コースに入学しました。

　通信教育ならと軽い気持ちでしたが、これが予想以上に大変で、４０位のレポートを提出させられ、レポートが合格になれば東京で筆記試験があり、更に京都でのスクーリングで約１ヶ月の面接授業、地元での２週間の実習と金も時間もしっかりかかりました。何とか２年間で卒業証書を貰いました。

　スクーリングでは京都のホテルに泊まり込み、金閣寺の近所にある学校にセッセと通い、昼食は友人たちと学食で、夕方は皆で殆ど毎晩安酒場へ繰り出し、学生気分を満喫しました。大学とは云え学友は福祉施設などで働いているおっさんとおばさんばかり、これがまた楽しく、この年になってこんな素敵な時間を持てたとは、と通信教育に感謝しています。