あけましておめでとうございます。

２００１年元旦

新しい世紀の幕開けを皆様と共にお喜びいたします。

新世紀こそ、愛と笑顔が、憎しみと嫌悪にうち勝つ世紀でありますように。
　　

愚かしさの頂点であった２０世紀は終わり、

人類の希望に満ちた２１世紀が始まりました。

折しも、今人類の歴史に希望の展望を与えてくれる童話が、日本でも発行されました。

２１世紀の幕開けにふさわしいこの童話をご紹介します。

「アミ　三部作」

第１部　アミ　小さな宇宙人
第２部　もどってきたアミー小さな宇宙人
第３部　アミ３度目の約束ー愛はすべてをこえて

著者はチリの作家エンリケ・パリオス　さくらももこさんが装丁と挿し絵を描いていますので、一躍親しみのあるものになりました。２０００年１１月３０日に新装出版されたのですが、１ヶ月ほどの間に茅ヶ崎のほとんどの本屋さんではもう品切れになりました。そのうちきっと第２刷が出るでしょう。たいていはさくらももこのコーナーにおいてあります。出版社は徳間です。

さて、これは一見、子供向けのものですし、著者も「大人は読まないで」と皮肉に述べていますが、これは大人に向けたファンタジーです。このホームページの読者だから言うのですが、物語はきわめて聖書的な内容なのです。

アミはある星から「地球人の救済」のためにやってきた宇宙人です。「救済」という言葉自体と、その意味すること、それと重要なことですが、その手段はイエスキリストの現代版です。アミは一見１０才くらいのかわいい男の子ですが、その精神性は大変高いのです。物語はアミと地球の子ペドロとの交友を筋とし、交わされる対話がおもしろいのです。神とは何？　永遠のいのちってなに？　地球の危機は救えるの？　この世の終わりと最後の審判てあるの？　などなど子どもと、素直な子どもの精神を失っていない大人たちにぜひ読んでもらいたい本です。きっと２１世紀に明るい展望を持つことが出来るでしょう。