ゴスペル　クリスマス　コンサート　イン　茅ヶ崎

　茅ヶ崎にはたくさんのキリスト教会があります。キリスト教にあまり関心のない方にはどうしてあちこちにキリスト教会があるのかいぶかしく思われるかも知れません。少し詳しい方は、それは教団が違うので、その一つ一つを見れば、茅ヶ崎には一つずつしかない教会なのだと分かります。日本キリスト教団の教会はかれ、あるいはホーリネス教会はあれ、カトリックはこれといった具合です。しかし皆伝えようとするのは、イエス・キリストのことで同じです。お互いに手を取りあって、仕事をして悪いはずはありません。不幸にも分裂した教会を再び近づけ協力していこう運動をエキュメニカルといい、それなりに長い歴史があります。しかし実際は日頃自分の教会のことが精一杯で、そのことに気が回りません。

　それを音楽が取り持ってくれました。アメリカで活躍するゴスペル・コーラス・グループの日本公演を茅ヶ崎でもやってもらおうと、ホーリネス教会の中道牧師が茅ヶ崎の各教会に働きかけをされたのです。呼びかけに応えたのは茅ヶ崎の六つの教会でした。９月２１日（土）には各教会がシオンキリスト教会に集まり、準備のための「音楽と祈りの集会」を開きました。

　このような企画がなければ、自分の教会の狭い世界しか知らないことになります。教会の大小はあっても、熱意と若さは同じではないことをつくずくと教えられました。主宰者のホーリネス教会はギターやキーボード、ヴォーカルのアンサンブルでリズム感のあるホーリーソングを歌いました。
　同盟教会は立派なハンドベルの演奏と合唱をご披露しました。会場を提供されたシオン教会は男性と女性ヴォーカル・デュエットはまるでオペラの一場面を見るようなすばらしいものでした。
　聖契教会は信徒の作詞作曲になる聖歌を持ち歌としてご披露してくれたし、恵泉教会はクリスマスイブに毎年駅前でキャロリングをするスタイルで歌ってくれました。

　音楽が信仰を導き、強めてくれることははっきりしています。この「アカペラ」の演奏会が茅ヶ崎で開かれるとき、茅ヶ崎にもまたイエスとともに歩む人が増えることを確信します。

（アカペラの演奏会は１２月８日（日）茅ヶ崎市市民文化会館です。）