フランシスコ教皇の東京ドームミサ　2019-11-25　

 

ローマ教皇を迎え東京ドームでミサが行われました。38年ぶりの教皇来日であり、フランシスコ教皇への思いが高いため、このミサに参列できる5万人は抽選に当たったラッキーな人たちでした。

3時半教皇が入場されました。ドーム全体がどよめいたのです。

会場を1周される間に何人の赤ちゃんをだかれたことか。観衆は泣いていました

一瞬のうちに静けさを取り戻しミサが始まりました。

ミサの聖書朗読では、マタイ福音書の6節「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」の箇所が朗読されました。 続く説教でフランシスコ教皇は、「社会的に孤立している多くの人々」の苦境に焦点を当て、「お互いを支え、助け合う場であるはずの家、学校、コミュニティーが、利益と効率の追求における過度の競争によってむしばまれている」「人生と自身が存在する意味をつかむことができず、周縁に置かれ続けている」ことを語られ、「人々が相互につながりを強めるように」と祈られました。

このミサのために作曲された教皇フランシスコ訪日公式聖歌「すべてのいのちを守るために」をはじめ、韓国やフィリピンなどの聖歌を、清泉女学院や栄光学園はじめカトリックの学校の生徒さんやシスター、各国の聖歌隊などの特別編成の大コーラスと管弦楽団とオルガンが演奏してくれました。

5万人近くにご聖体拝領があったのですが、大きな混乱なく実行されました。

終わりに日本の司教団の菊池大司教が、教皇来日のお礼の挨拶をされてミサは終了しました。

手元には、大切に持ち帰ってくださいとの日本の司教団から伝言付きで、教皇様のメッセージカードがありました。

地球と人間の崩壊の危機の中で、立ち上がる真に優れたリーダーを見た想いでした。

2019-11-25　野口幹夫