４月１７日、夕刻、安酒を傾けテレビを見て居ました。俳優の高田純次がお笑いのタレントと鎌倉の街を案内しながらギャグを飛ばしつつ店々を巡っているのを眺めながら、私が鎌倉へ行ったのはもう６０年位の昔だったが、本当に賑やかに成ったものだと思い、この賑わいを安藤さんは苦々しく感じているんじゃ無いかと考えて居りました。

この間の五期会に久々お会いして挨拶を交わしましたが、失礼ながら、私が好きな鎌倉の唱歌（勿論ご存じだと思う）を想い出されたらいいとふと感じて、メールでもして見ようとかと他愛ない思いをしておりました。

鎌倉の唱歌は1〜3番くらいまでを習って覚えて居るのですが、私はこの唄が好きだったので、以前に８番までを調べ　今でも時々、口遊みます。

 

斯様に思っていて、一杯の後、メールに野口さんから安藤さんの訃報を知り驚きました。ついこの間、元気な姿に接していたのにと思うと本当に儚さを感じて居ります。私の拙い文章に時々、言葉を挟んで頂きまして感謝いたして居ります。

唯、ご冥福をお祈り申し上げます。　

 

私の好きな鎌倉　５番、若宮堂の舞の袖　　　　７番、歴史は長き七百年

　　　　　　　　　　しずのおだまき繰り返し　　　　興亡すべて夢に似て

　　　　　　　　　　かえせし人をしのびつつ　　　　英雄墓はこけ蒸しぬ