「成績通知表」は私たちの「タイムカプセル」

　　　　　　　　　　　　　　　太田隆次

 

先日６月１日に野口さんから新しいページの呼びかけがあり、私も恥ずかしながら、大角先生の講義ノートを投稿させて頂きました。

 このたび７月１１日には野口さんから更に新しい試みに呼びかけがありました。確かに５期生の時代はどういう時代であったかを、自分たちの口で後輩に伝えていくことは大変有意義なことと思います。

 例に挙げられたように、校外活動、クラスや級友たちの思い出などを募集、発掘して、５期生の時代を「歴史遺産」として後輩たちに末永く伝えて行きたいものです。

先生方には不謹慎ですが、生徒たちと交わした戦い？の丁々発止の究極のデータベースとして現在でも高津高校に永久保存されている筈の「成績通知表」を話題にして見ました。

「成績通知表」は先生と自分との共同作品です　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　昭和一桁生まれの私たちは誰しも国民学校，新制中学、新制高校で、学期や学年ごとに「成績通知表」をその都度悲喜こもごもの表情で担任の先生からおし頂いたものです。

 成績通知表は、片や先生は懸命に教えて下さり、一方の自分も懸命に努力した理解度を数値化したいわば共同作品と思うのです。決して「点取り虫」だけのものではありません。

誰でも卒業した学校の「成績通知表」は持っていると思いますが、下の表は昭和２５年度（１９５０年）の高津高等学校１年Ｇ組に在籍した私の第一学年末の成績通知表です。

成績などは個人情報ですが、５期ＨＰの新しい企画の趣旨を生かすため原文をそのまま掲載させて頂きました。

もう立派なタイムカプセル？になった、６７年前のこの成績通知表を見ていると、教わった先生方の教科名や口調や表情やクラスメートのざわめきが、現在そこにあるかのように３Ｄでよみがえるのは、私だけではないと思うのですが。